塩バナナで熱中症対策

猛暑日が続出するなか、“食べる熱中症対策”として注目されているのが「塩バナナ」です。


◆ なぜ塩バナナは熱中症対策におすすめなのか?

バナナは、カリウム(100gあたり360mg※)・マグネシウム(100gあたり32mg※)が豊富に含まれており、熱中症予防が期待できる食べ物のひとつです。更にバナナに塩を振って食べることで、バナナの甘さを引き立て、熱中症対策にもなるというものです。特に、夏の暑い時期に汗をかきやすい状況で、水分と塩分を同時に補給できるため、熱中症予防に効果的とされています。


◆ 塩バナナの作り方

作り方は簡単。バナナ全体に塩を振り掛けるだけです。塩が加わったことによって、バナナの甘さが際立っています。

バナナを好みの大きさに切る、またはそのまま使用します。
全体に塩をひとつまみ程度、軽く振りかけます。
塩が馴染むように少し置いてから食べます。


◆ なぜカリウムやマグネシウムが熱中症対策に重要なのか?

暑い日に汗をかくと、体内のミネラル(カリウムやナトリウム、マグネシウムなど)が失われます。

カリウムはナトリウムとともに体内の水分バランスを維持し、筋肉の収縮や神経伝達に関わっています。またマグネシウムも筋肉の収縮に関わり、カリウムの代謝にも必要。

身体がだるい、力が入らないなど夏バテの症状はこれらミネラル不足が原因になっていることもあるため、補う必要があります。


◆ 水分補給だけだとめまいや頭痛、下痢などが起こりやすくなる

そして熱中症予防には水分補給が重要ですが、水だけを摂取していると血液中のミネラルの濃度が低くなり、めまいや頭痛、下痢などが起こります。重症になると意識障害、呼吸困難などの症状が表れるため、熱中症とともに注意が必要です。


目次